二の腕が太い原因の一つに、姿勢の悪さがあげられます。これはどういうことかというと、悪い姿勢というのは、骨盤やそれに連なる背骨がゆがんでいるのと、肩甲骨の広がりなどがあります。そうならないためにも、一刻も早く正しい姿勢ができるようになりましょう!正しい姿勢を保つと、実年齢よりも若く見えるというメリットもあります。今回は、このしくみについてご説明いたします。

猫背は、二の腕のたるみを加速させる

肩甲骨は本来、前後に自由に動き、肩や腕の動きをサポートするものです。しかし、姿勢が悪く肩が丸まると肩甲骨は常に左右に開いた状態になります。

肩甲骨

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そうなると肩回りの筋肉が胸側に引っ張られて、それに連動して背中の伸筋が伸びてしまって猫背になります。肩甲骨は、二の腕の上腕三頭筋とつながっていますから、肩甲骨周りの筋肉が引っ張られて衰えると、二の腕のたるみもいっそう加速します。

二の腕を引き締める正しい立ち姿

両足を揃えて立ち、へそ下あたりに力を入れて肩の力は抜きましょう。ひざがしっかり伸びていて背中から腰が自然なS字カーブを描き、くるぶしと耳を結んだ線がまっすぐなら、それが「正しい姿勢」です。この状態は、全身の筋肉がバランスよく使われています。

正しい姿勢

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[背中~腰]

なだらかなS字カーブであれば概ねOKです。
肩が前に出ていたり後ろに引きすぎているのはNG。
また、胸を張り過ぎていたり、背骨が前屈しているのも悪い姿勢です。

[腹部]

骨盤が立っていると、腹部は平坦に。
後傾していると腹部はやや引っ込み、逆に前傾していると腹部が出っ張ってしまいます。

[ひざ]

真っすぐな状態が理想的。少しでも曲がっていたり、O脚、X脚なのも、体がゆがんでいる証拠。

あなたは大丈夫ですか?

NGな立ち姿度チェック!

上記の「正しい姿勢」で、体の真横が見えるように鏡の前に立ちます。このときひとつでも以下の項目に当てはまる項目があれば、「正しい姿勢」が取れていない証拠です。すぐに直しましょう。

・あごが前に出ている。

・肩が前に出ている。

・肩甲骨のあたりが丸まっている。

・ひざが伸びていない。

・腰から上がのけぞり、胸を張っている。

・左右の肩の高さが違うか、頭が傾いている。

座っている時に気を付けましょう!

立ち姿勢よりも座っている時の方が体系が崩れやすいのです!

なので、座っている時こそ姿勢が大切!

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現代人の多くが、二の腕がたるむような悪い姿勢が習慣になっています。その一因がイス。特にイスの背もたれに問題があります。イスに座り、背もたれに寄り掛かる習慣がつくと、自分の腰骨や筋肉で姿勢を支えていることがなくなり、筋力が低下してしまいます。背もたれに寄り掛からずに、正しい姿勢で座るには、腹筋と背筋を鍛える必要があります。

背筋は、二の腕の上腕三頭筋につながっていますから、背筋を鍛えれば、自然と二の腕も引き締まってくるのです。イスの背もたれに寄り掛かっていては、二の腕はみるみるうちにたるんでしまいます。ちなみに座り姿勢における体系の崩れるスピードは、立ち姿勢の5倍以上とされています。座り方を意識するだけでも、体系は変わってくるはずです。

胸で風を切るように歩きましょう!

正しい姿勢で歩くことは、背中の筋力アップにつながります!

正しい立ち方、座り方を覚えたら、次は歩き方です。正しい姿勢で歩けば、背中の筋肉と、それにつながる二の腕の上腕三頭筋が、鍛えられ、歩くだけで筋トレをしている状態になります。

では、正しい歩き方とは、どのようなものでしょうか?

まず、へその下に力を入れて上体をまっすぐにします。自然と胸を張ったら、風を切るようなイメージで、胸を前方に突き出し、足を一歩づつ前に出しましょう。このとき、肩に力をいれないようにしましょう。

どうしても力んでしまうようなら、肩を上下させたり、息を吸いながら肩をギュっと上げ、吐きながらストンと肩を落として脱力してみましょう。また、胸を開くイメージがわかなくなったら、手のひらを正面に向けてみましょう。肩の骨が外側を向き、自然と胸が開いた状態になります。

歩幅は、若さの象徴!大股早歩きがポイント!

日本人はO脚が多いので、歩くと外側が地面に着地しがちですが、できるだけかかとから足をつき、土踏まずを意識しながら、つま先へ体重を移動するようにしましょう。足の外側から着地しているうちは、正しい姿勢で歩けてない証拠です。

そして、歩幅と歩く速さも意識しましょう。歩幅は若さの象徴です。姿勢を崩さないようにしつつも、なるべく広い歩幅で早く歩くようにしましょう。「大股早歩き」こそ、若さを保つ歩き方です。

更に可能ならば、上がり階段は、エスカレーターなどを使わずに、自分の足で上がるよう習慣づけましょう。背中や腰を伸ばし、体全体で上がるようなイメージを持つことが大切。足だけで上がろうとすると前屈してしまい、姿勢が崩れてしまうので要注意です。ペースは、ゆっくりでもかまいません。階段上がりは、肺活量を増やすトレーニングにもなり、一石二鳥です。

悪い姿勢が習慣化する原因

立っていても座っていても、正しい姿勢を心がけていると体のゆがみが矯正され、バランスの良い筋肉づくりにつながります。こりがほぐれ、こりもほぐれ、体も引き締まっていいことづくめですが、この正しい姿勢すら「継続するのがむずかしい!」多いと思っている人が多いのではないでしょうか?

これは、私たちの体に染みついた生活習慣が、悪い姿勢を”楽だ”ととらえて、無意識に楽な体制に体を戻そうとするためです。特に現代人の必須アイティムのスマホやPC作業は、やりすぎ注意です!

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長時間続けると姿勢が悪くなり、その結果、以下のような症状がはじまります。

(1)代謝が悪くなる
(2)肩と首がこる
(3)背中がこる(痛む)
(4)眼精疲労
(5)頭痛
(6)上半身の血行不良

パソコンやスマホは姿勢を悪くするだけでなく、脳を興奮させて交感神経を優位にしてしまいます。ですので、よく言われているように就寝前にはやめておきましょう。交感神経を刺激して、睡眠不足に陥ってしまいます。

そもそも、質の良い眠りは、体をリラックスさせて代謝をよくするので、二の腕の引き締め効果も期待できます。深い眠りにつくためには、副交感神経を優位にするにする必要があるのです。副交感神経は、体の疲労や不調を回復させ、リラックスさせるモードです。副交感神経に上手にスイッチを切り替えるには、入浴で体を温め、ストレッチなどをし、体をリラックスさせてから眠りにつくのが理想的です。

以上、二の腕ダイエットで若返る方法でしたが、いかがでしたでしょう?

もし、今 二の腕のたるみが気になっていて、ダイエットして若返りたいと思っているのであれば、今日からはじめてみてはいかがでしょうか?

二の腕ダイエットは、誰にでも簡単にはじめられて、しかも、短期間で効果がでる部位だと言われています。

是非、お試しください。

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この記事を書いた人

zen21
神奈川県在住の50代です。趣味はジョギングと料理です。もっと健康について考えていきたいと思い、いろいろ調べています。少しでもお役に立つ情報を公開できればうれしいです。